Baray(バライ)

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私はFacebook上で見つけたこの写真が大好きで、自分でも撮ってブログのトップページに使いたいと考えてセイハーにいうと、「うまくいるかどうかわからないけど、Barayに連れてゆくよ」ということで行ってきました。ウチからバイクで30分ほどです。(あとで知ったことですが、この界隈は、かつて内戦時代に激しい争奪戦が展開された地だったようです。) 

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途中にこんなものがありました。給水設備みたいですが、こういったインフラ支援の日の丸はたびたび目にします。ベトナムのホーチミンでも、よく見ます。 

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今は雨期で、湖面は高めだそうですが、この先どんどん上がってきて、10月の終わり頃には、手前の桟敷のすぐ床下まで来るんだそうです。 

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 魚を釣っているおじさんがいたので声をかけたら、えらく流暢な英語が返ってきて、あらっ!と思ったら、ポルポト政権時代にアメリカに亡命した人でした。久しぶりにカンボジアに帰ってきて、あしたアメリカに戻るといっていました。いったいどんな想いで故郷の池を眺めていたのかと、ちょっと胸が痛みました。 

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ウィークデーだったので人影はまばらでしたが、休日にはこれらのハンモックは満席になるそうです。地元の人たちの手ごろなレジャーとして、おしゃべりしたり、お昼を食べたり、軽く一杯やったり、子供たちは水に入ったりして一日を過ごすのでしょう。 

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屋根はヤシの葉で葺いてあって、なかなか美しいものでした。 

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チキンの照り焼き。魚とカエルも焼いていました。カエルは日本では見たことがない、丸っこい色黒の大福もちみたいなヤツで、腹を裂いて、米やハーブをつめて串焼きにします。皮はパリパリ、具はぎっしり詰まって、セイハーは大好物ですが、ハーブが苦手な私はちょっと。。。

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これが当地のカエルと国道沿いのカエル売りのおばちゃん。いかにもクメールという顔立ちですね。

で、肝心の水牛ですが、遥かかなたに何頭かいましたが、とてもカメラに収められる距離ではありませんでした。残念ながら次の機会に。