ビザ切れバンコック - なつかしの路駐

1か月が経つのはほんとに早いもので、今回はバンコックです。シェムリアップからだと、ホーチミンへ出るよりずっと近く、所要フライト時間50分ほどで、ドンムアン空港に着きます。ここはLCC専用の飛行場で、ターミナルも“安普請”ですが、その周りがぐっとローカル色満載の地で、私はとても気に入りました。

これまでも、何十回と使っている空港なのですが、今回はこの地域から出ることなく、1泊だけしてすぐさまトンボ帰りする計画でした。それで、初めて空港の近くをぶらぶらする機会に恵まれたのですが、これがもう“私好み”の下町で、こんなことならもう2,3泊してもよかったなぁと後悔したくらいです。

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夕方到着して、宿に荷物を下ろして外に出てみたのですが、この光景。私くらいの世代の方ならば同感していただけると思いますが、どこに行ってもこんな風景じゃなかったですか?あの頃は生活道路に駐禁などなかったし、街路灯の下、1日の仕事を終えたマイカーの車列が、静かに路上で息づいていたものでした。

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ここにはもともとドンムアンという鉄道駅があって、ここからバンコックの中心部に通勤する人たちが多い地域です。ドンムアン駅とドンムアン空港とは道路1本挟んで向かいあっています。

駅の近くは遅くまで人出があって、これは、タクシーならぬ客待ちのバイタクの列。きちんと制度化されているようで、ドライバーはみな、ナンバーの入ったオレンジ色のジャケットを着ていました。正面が駅に入る階段です。

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セブンーイレブンが何軒かありました。左側に店舗の入り口があって、その前にずらりと屋台の列が並んでいました。この写真は、午後10時過ぎに撮ったものです。

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セブンの前で寝ていたワンコ。カンボジア以上に多い。

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少数派だけど、ニャンコもときどき。焼けたトタン屋根も、夜更けともなればほどよい寝心地となるのでしょうか?

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午後10時半。ようやく街も眠りにつきだしたようです。