新居

7月25日に、アパートの部屋を借りました。当面は安ホテル暮らしを考えていたのですが、毎日の外食が辛くて引っ越しました。日本と違って、ベッドや冷蔵庫、クーラーなど、家具が付いているのがフツウですし、礼金敷金などというものは不要なので、そこはほんとうにありがたいのです。長期滞在の外国人も多いので、Room for rent の貼り紙はよく目にします。


8畳くらいの一間と、別に小さなキッチンとシャワールームがあります。比較的新しく、床も壁もタイル貼りなのでスッキリと清潔な部屋です。家賃は130ドルということは、1万5千円くらいですが、電気代は日本より高いです。ガスはカセットコンロを使っていますが、こちらでは、単身者などはよく使っているようです。何より嬉しいのは、水が豊富にあることで、1日に何回でもシャワーを使うことができます。中国にいた頃は、片道2時間以上かけて町まで行って、ホテルに泊まってシャワーを使っていたのですから、まったく夢のようです。洗濯も、石鹸分を残すことなく十分な水が使えて快適ですが、今は雨期なので湿度が高く、洗濯物の乾きはよくありません。



不思議なのは、この部屋に来てすでに2週間がたっているのですが、苦手なゴキブリをまだ一度も見ていないことです。プノンペンで泊めてもらった知り合いの部屋では、夜中に電気を点けると、日本の倍くらいはある巨大なヤツが、4,5匹はゾロゾロと床を這っていたものですが、ここでは、外で一度見たきりです。理由は多分、ヤモリ君のおかげでしょう。大きいのも小さいのも、外ではもちろん、部屋の中でもよく見かけます。ときどき夜中にキキキッ!と鋭い声で鳴くので驚かされますが、もうエサを用意してでも飼いたいくらいなので、とても感謝しています